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2007年4月16日 (月)

いち発表者の“雑想” vol.1

Lonely 藤咲王子です。先日、「“喪い”の系譜―恋愛という現象から―」という仰々しい題を付した発表をさせていただきました。

発表の内容は、「現代を生きる人間が何らかの<物事>を意識レベルで認識するとき、どのような認識の仕方をするのか」ということを考えてみようというものでした。具体的には<恋愛>という人間固有の概念を足がかりにし、その変遷を眺め、喪われた(解放された)ものを抽出し、そこからもう一段視点を大きくして、現代の人間が何らかの<物事>を認識する際の様子を見てみよう、というものです。…う~ん、全然具体的じゃないですね。

ところで、<発表>というのは大学院生の主な仕事の一つなのですが、その内実は大きく分けて3通りあります。<成功>と<収穫失敗>と<不発>です。

<成功>は文字通り<成功>です。自分の論理が有効性をもち得ることが複数の人間に認められ、場合によっては先生に褒められたりもします。<収穫失敗>は、自分の論理の有効性がその場では複数の人間に認められずとも、有意義な意見や指摘を受け、その後に繋がる光が見えた場合のものを指します。そして<不発>は…、別の言い方をすれば<だだスベリ>とでも言うのでしょうか、お笑い芸人の気持がよくわかる発表のことです。

ものを考える、ということは簡単なのですが、それを論理として組み立てる、という作業はとても難しいものです。その際には当然強度が要求されるわけですから。強度を上げるためには、<解体>と<構築>を繰り返すしか方法はありません。鉄を焼き、たたき、また焼くように。そのような鍛冶場のようなものこそが<発表>という場なのでしょうね。詳しくは、2007年度千田(宇佐美)ゼミ報告集の冒頭をご参照ください。

さて、今回の僕の発表は一体どれに相当するのでしょうか。ヒントは上の絵です。タイトルは「LONELY 論理」。

……確かにフッサールを超えたはずなんだけどなあ……、頭の中では。残念。

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